まぁ昔話も含むからなのですよ
2007年辺りに言われていた
"日本人が造るものは低価格すぎて市場を破壊している"的な言い方とか
その辺も含めたお話
まぁL$を"現金で購入"している人間にとっては
1US$≒250L$
大体こんくらいのレートやね このレートがかれこれ7年前後続いてる
んでまぁ
2007年あたりの"SL日本人プレイヤー"コミュニティーでは
1000L$の馬が買えることが割とステータスシンボルでした
2000L$のスキンが買える人間なんぞ大金持ち扱いでした
なぜならほとんどの"日本人プレイヤー"が
L$を現金購入することなんぞ最初から考慮外だったからです
んじゃ彼らにとってのL$の入手経路はどこだったのかというと
・自作物の販売による収入
・マネーキャンプ
・L$が報酬になっているイベント
大体この辺で
大抵のプレイヤーが平等にL$を入手出来るのはマネーキャンプでした
んじゃマネーキャンプのレートがどの程度だったかというと
1Hour≒60~100L$
うちが知ってる限りだと10分5L$程度のマネーキャンプがメジャーでした
んでまぁこれをRLのバイトの時給とほぼ等価と見た場合
1L$≒6~10円相当
つまり
250L$≒2500円相当
現金購入の約25倍です
当時のプレイヤーにとっては1000L$ってのはものすごい価値になるわけです
ってなところかな
以上
蛇足解説
・なんでそんなレートのマネーキャンプが乱立していたのか
当時SLではギャンブルが合法でした
ギャンブルで利益を出すためには人を集めなければなりません
当時検索上位に乗るためには"トラフィック"っちゅーもんが重要で
それを向上させるためにはアバターが長時間滞在する必要がありました
つまり
マネーキャンプで人を集めて長時間滞在させる
↓
トラフィック向上で検索上位になる
↓
人が集まる (゚д゚)ウマー
実際のところそういうレートのいいキャンプは常に人で埋まってるので争奪戦です
1000l$稼ぐのに半年とか一年かかるようなプレイヤーも割と居ました
その後ギャンブルが非合法になりマネーキャンプはすげー勢いで廃れました
現在はメインランドでのキャンプが禁止されているためほぼ絶滅してます
・日本人コミュで売ってるものが価格破壊だって言われてた理由
当時スカート一個が一番安いのでも50L$前後します
ただそういうスカートは大抵フレキのシリンダーを組み合わせて
テクスチャ一枚はっつけただけで す
テクスチャさえどうにかなれば自作出来そうでしょう?
だったら自分で作ればいいって(当時は)なってたわけです
(自分のために作るなら自分の工賃はタダだってのが創作系でよく言われますしね)
んでまぁ売るかーってなるわけですが
"大手が配布してるギフト"より見劣りするものを
値段つけて売っても相手にされないんじゃないか?ってなるわけです
そうやって量産されたのが"日本人プレイヤーコミュニティー"の
レンタル料無料のモールにあるような激安品やフリービーの山なわけですよ
・当時L$購入があんまり行われなかった理由
リンデンラボへの信用があんまりなかったのと
物理的に存在しないデジタルデータにカネを払う文化ってのがあんまりなかたのです
当時L$を"購入"する手段はもちろんありましたが
公式からの購入はクレジットカードが必須でした
しかもサイトに日本語なんてありません 全部英語です
オープンソース的な初心者支援をする方ってのは大抵カネ持ってないので
購入方法を解説するサイトすらありません そりゃ諦めるわな
ビットキャッシュとかでL$売ってるサイトとかがアリましたが
レートがまぁ 1000円で2000L$前後が多い
あとそういう系のサービスでL$の現金化は出来ませんでした
楽天スーパーポイントとかに変換できてる場合もありましたが
3000l$で1000ポイントとかです
さて1000L$分の差額はどこにいくでしょう?
当時"L$両替業者"が乱立してたのはそういう事情なわけですw
・L$持ってないプレイヤーはアバターカスタム等をどうしてたのか
"フリービー,グループギフト,ラッキーチェア,ラッキーボードorイベントの景品"
そういったL$が無くても入手可能なものを探すわけです
そして当時は空前の仮想世界ブーム
そこら中に企業が作ったSIMや土地がありましたし
服飾関係も客を増やすために必死でした
んでそいうところではギフトを配布してるわけです
服だったり髪だったり靴だったり車だったりします
しかしそういうものは大抵色が選べなかったり市販品よりしょぼかったりします
しかしL$を入手する方法が存在しない以上
そういうものでもとにかく集めて吟味して使ってたわけです
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